コンセプト « by MIGIWA 光と影を楽しむ器

光と影を楽しむ器

モノは光を反射することで、その色や形が我々の目に見えているといいます。

見慣れた形でも、ある時ふっと角度を変えてみると
まったく別のものに見えたりすることがありませんか？

新しい器をいつもの暮らしに取り入れるだけで、
ちょっと違った視点で、ちょっと新鮮な、ちょっとワクワクする。

そんな日々をご提案したいと思っています。

光と影の踊りが織り成す日常に、物語が広がっていく。陶磁器の世界は、その光と影を最大限に活かし、美しいデザインが息づく場所なのです。

ある日、小さな工房で生まれた陶磁器が、街の中の一軒の家に旅立つことになりました。その器は、新しい光景と素敵な出会いを求めて、冒険の旅へ踏み出したのです。

この器は、優雅な白磁の表面に、宝石や岩のようなランダムな幾何学の多角面を抱えていました。デザインの繊細な模様が、光の加減で微妙に変化し、まるで小さな宇宙が器の中に広がっているようでした。その美しさは、見る者の心を引き寄せ、惹きつけるものがありました。

新しい家に住み着いた器は、日々の生活に静かなエレガンスを添えていきました。朝日が差し込むと、陽の光が器の表面をなぞり、優雅な影が床に描かれる。それはまるで、朝の光が器に命を吹き込んでいるようでした。

この器は、家の主人とともに過ごす中で、その存在感をますます放ちました。彼女はその器を手に取り、ふとした瞬間に角度を変えてみました。そこで初めて気づいたことがありました。器の奥深いデザインが、光と影の魔法によって際立つ瞬間があるのです。

彼女は喜びを感じながら、器の美しさを友人たちと共有しました。そして、彼女たちも同じように、光の遊びと影の語りかけに心を奪われていくのでした。陶磁器は、ただの食器ではなく、暮らしに奥深いアートをもたらす存在となっていったのです。

ある日、彼女は陶芸のワークショップに参加することにしました。その工房では、自分の手で器を創り上げる楽しさを学びました。デザインの奥深さや、光と影の関係を感じながら、自分だけの作品を生み出すことに興奮がこみ上げてきました。

工房での経験が、彼女の暮らしに新たなエネルギーをもたらしました。自分の手で作り上げた器が、光と影の中で輝く姿に心を奪われ、それが新しい発見の瞬間となりました。陶芸は、ただの趣味ではなく、生活に深い意味を与える冒険なのです。

その後も、彼女は陶芸の魅力にどんどん引き込まれていきました。デザインの奥深さ、光と影の調和、そして手仕事の温かさ。これらが結びつき、彼女の生活に幸福な彩りを添えていくのでした。

彼女の家は、新しい器や手作りの作品で満ち溢れ、まるで小さなギャラリーのように美しい空間となりました。友人たちも、その魅力に引き寄せられ、彼女の家を訪れることが増えました。ここでのひとときが、彼らにとっても心地よい冒険となっていったのです。

物語は、陶磁器の旅が始まり、新しいデザインが人々の心を打つ瞬間へと続いていきます。光と影の魔法に包まれた、温かくて素敵な物語。それが、新しい器を取り入れた暮らしの冒険なのです。

旧浦和市立高校在学時、故・柳川喜八郎氏に油彩を学ぶ。のち専門学校に於いて志村昭三氏に師事してギタークラフト＆リペアを学ぶも、Web制作の道へと進む。

数多くのモノづくりの趣味を行ってきたものの、2017年にテーブルウェア・フェスティバルへの入選を機に陶芸家を志すようになる。