以前にご紹介した、四角いホタテのような磁土練込のお皿
 若干失敗したものをテストとして焼いてみたのですが、
 焼き上がりましたのでご紹介します。
ちなみにこちらが焼く前。
ほぼほぼ真っ白でした。
そして焼き上がり。
 テストなのでろくな写真撮ってないのですが……
歪んでしまったもの(手前)を無釉薬で、
 最後にとったので小さくなってしまったもの(奥)に透明釉をかけました。
 私は透明釉をかけたほうが仕上がりが好きなのですが、
 先生は無釉のほうがきれいだとおっしゃるので
 実際半々ずつにしようかと思っています。
かなり色が出ているのがお分かりいただけるかと思います。
 これが顔料練り込みの本当に難しいところ。
 もっと淡い色を出したかったんですが、なかなかうまく行きません。
型の問題で、上の四辺が避けやすかったのですが、
 案の定、奥のひとつは1箇所ヒビが入っていました。
 成功率50%ということですね。
今展開している「練込磁器ができるまで」シリーズの中で
 ご紹介している、ドライヤーで乾かすという強引な方法。
 実は、奥のひとつがこれを用いてるんですね。
 もしかすると、この方法をとったものが全滅という可能性も……
なので、あれはまだ真似しないでください。
 他のものの成功を見届けたら、追って公開します。
ちなみに、こちらも薄い磁器なので光にかざせば透けます。
 模様がきれい。
素焼き時点まではキレイにとれている6枚が
 本番としてこのあと控えています。
 いちいちひとつずつ焼いているともったいないので
 窯いっぱいまで溜めてから焼く予定なのです。
要するに、直前になって全滅、という可能性もあります。
 どうにかうまく焼けるといいのですが……




