前回の記事までの工程で成形が完了したお皿を
素焼きに入れるための準備をします。
乾燥
丸一日以上よく自然乾燥させます。
今回はドライヤーである程度乾かしてありますので
特に必要ありませんが、まだ柔らかい生土の場合は
新聞紙をかぶせるなどして、急乾燥や変形・汚れを防ぎます。
また、縁部分は乾きやすいので適量ラップなどで保護します。
バリ取り
縁は型紙に合わせてデザインナイフで
切り落としたままの状態でバリがありますので、
丁寧に整えていきます。
大きく形を変えるときは超硬カンナで削り、
形を変えずに滑らかにするだけの場合は
水を多めに含ませたスポンジでなぞると
滑らかな縁になります。
ちなみに、この時点ではとても脆いので
本当にそーっとやらないと、こんなことももちろん起こりえます……
もともと成形が失敗気味だったものだからまだしも、
とてもショッキングで残りを触りたくなくなりました。
ひび割れの修正
全体をチェックし、もしひび割れが見つかった場合には
素焼き後の修正が難しいので、ここで手を加えておきます。
手に少量の水をつけ、ひび割れの周りの粘土を
溶かすようにしてひび割れを埋めていきます。
多少模様は崩れますが、素焼き後にスポンジヤスリで
表面のヨレを削ることにより、模様がはっきりします。
次回は素焼き後、本焼き前の準備です。
よろしかったらまた続きをご覧になってください。