光と影を楽しむ器

自分のメモ的 陶芸Tips。

長い間まともに作陶が出来ていなかったので、あちこちで色んな土がカッチカチになっていました。新しい土も買ってはいるのですが、もったいないので重い腰を上げて再生します。

陶芸をやったことのない友人に話したら「カチコチになった土って使えるの?」と不思議そうだったのでどんな風に作業をしたのか記しておきます。

砕く

カッチコチに硬くなった粘土、まずは完全乾燥させて粉々に砕きます。硬く見えても乾燥していないと割れませんので、きちんと水分を抜きます。冬場なら暖房をつけて数日放置すればものの見事に完全乾燥。

わたしは分厚いビニール袋(0.08mm)に入れてゴムハンマーで殴っています。まあまあすごい音がするので日中しかできません。

穴が開くこともありますが、小さい穴のうちは気にせず続けます。新聞紙は敷いておいてくださいね。

2cm以下くらいの粉々になったら、大きな布を敷いた洗面器などに入れていきます。

水分を含ませる

ここからの作業は汚れがちなので、ベランダか庭などの屋外でやるといいと思います。

ある程度溜まったら水を入れて水分を吸わせます。ひたひたになるまで水を入れましょう。水道水でOKです。シュワシュワと勢いよく水分が吸い込まれていく音が聞こえます。

粘土というのは不思議なもので、ある程度水分が残っている状態だと硬くても周りからじわじわと柔らかくなっていくだけなのですが、完全に乾燥してしまうとサラサラと水に溶けます。だから成型後に乾いた作品は水に濡れないように気をつけないといけないわけですね。

水に浸したら1時間ほどおきます。この間に埃などが入ってしまうといやなので、余っている布を1〜2枚被せておきます。

十分に水分がまわると、ドロドロのどべ状になります。

干して水気を切る

どべ状になった粘土を干していきます。普通に4隅を持って風呂敷包みにするのですが、吊るすためにかなりの余裕が欲しいので布の端だけを結びます。

脇から溢れてきてしまうと大変なことになるので、紐で結びました。この状態で1〜2日吊るして水気を切ります。

石膏板で水を抜いて練る

ある水分が抜けて粘土らしくなっても、練るにはまだ柔らかすぎるので石膏板に挟んで水気を吸い取ってもらいます。

石膏というのは水を吸う性質があります。粘土を挟んでおくと、石膏に触れた面から乾いていきます。

練れるくらい水分が抜けたらよく荒練りして完成です。

ゴミや埃が多く含まれている時は

わたしはビニール袋の中で乾燥してしまった土を使ったので省略しましたが、ゴミや埃などが入ってしまっている粘土に関してはもう一つ作業があります。

砕いた後に水を多めに含ませて半液体状にしたら、メッシュを通しましょう。粘土ごとに適したメッシュがありますので、販売元で調べることができます。磁器土であれば#90〜100のメッシュですし、荒い陶土でしたら#50くらいのメッシュが適しています。

砕いた土を布を敷いた洗面器に溜める、と書いたステップで、布を敷いていない状態で多めの水を入れ、どべ状になったら布を敷いた洗面器にメッシュをセットして漉していくだけです。

長々となってしまいましたがやってみると大したことない作業です。でもこれ6回分くらいカチコチ土があるわたしはうんざりしています。全部で40kgくらいかな……

「カチコチになった陶土の再生」の目次

同じカテゴリの新着記事