この記事は古いサイトからの移行です。
テンションやキャラが違っても大目に見てくださいね。
前回の記事までの工程で成形が完了したお皿を
素焼きに入れるための準備をします。
乾燥
丸一日以上よく自然乾燥させます。
今回はドライヤーである程度乾かしてありますので
特に必要ありませんが、まだ柔らかい生土の場合は
新聞紙をかぶせるなどして、急乾燥や変形・汚れを防ぎます。
また、縁部分は乾きやすいので適量ラップなどで保護します。
バリ取り
縁は型紙に合わせてデザインナイフで
切り落としたままの状態でバリがありますので、
丁寧に整えていきます。
大きく形を変えるときは超硬カンナで削り、
形を変えずに滑らかにするだけの場合は
水を多めに含ませたスポンジでなぞると
滑らかな縁になります。
ちなみに、この時点ではとても脆いので
本当にそーっとやらないと、こんなことももちろん起こりえます……
もともと成形が失敗気味だったものだからまだしも、
とてもショッキングで残りを触りたくなくなりました。
ひび割れの修正
全体をチェックし、もしひび割れが見つかった場合には
素焼き後の修正が難しいので、ここで手を加えておきます。
手に少量の水をつけ、ひび割れの周りの粘土を
溶かすようにしてひび割れを埋めていきます。
多少模様は崩れますが、素焼き後にスポンジヤスリで
表面のヨレを削ることにより、模様がはっきりします。
次回は素焼き後、本焼き前の準備です。
よろしかったらまた続きをご覧になってください。
1件のコメント
練込磁器ができるまで その6:本焼き準備(完結編) | うたかたファクトリー · 2014/07/31 03:40
[…] さて、前回までに素焼き準備をして 窯にいれたお皿ですが、素焼きから上がってきました。 […]