※ ネガティブな内容なので不快に思われる方がいるかもしれません。
デザフェスの質が変わったなあ、という話。
デザフェスといえば、まごうことなき日本一の “大規模アートイベント” でした。ビッグサイトという広い会場に、所狭しと芸術家が集まって「なんかしてる」、どこを見ても不思議な空間を、不思議な格好をしたセンスのいい来場者が楽しんでいる。そんな崇高な、素敵なイベントでした。わたしはいつか作家として、演じる側としてここに立ちたい。ずっとそう憧れていたものでした。
10年くらいかな、前までは。
“常識的な”イベント
尖った芸術家が鳴りを潜めて今では珍しくないハンドメイド系販売イベントになり、当然いらっしゃるお客さまもお買い物にくる “常識的な人” が圧倒的に占め、自分のような経験の浅い陶芸家も気軽に参加できるようになり (わたし自身は覚悟は持ってますけどね)
“非常識”がマジョリティだった
今でもたまに見ませんか?緊縛屋さんとか。知らない方はギョッとするかもしれませんが、SMの亀甲縛りとかを体験させてくれるブースがあるんですね。入ったことないし、子どもには見せたくない系だけど、デザフェスってああいった方たちが “マジョリティ” だったころもあるんです。子どもには刺激が強いイベントだったかもしれません。
不満じゃないんです。今のデザフェスを否定する気も権利もありません。
ただ、なんだかな、寂寥の想いはあります。うまく言えないけど。
アイキャッチ写真は 「ハビコの日の丸日記」さんからお借りしました。